書斎でずっとマトリックスサラウンドで音楽を聴いてきましたが、2台目のアンプを導入し、アンプ2台のマトリックスサラウンド環境を構築しました。
これで、リアスピーカーの音量を調整できるようになります。
今日はそのアンプ2台のマトリックスサラウンドを紹介します。
アンプ2台のマトリックスサラウンドを導入したきっかけ
「デスクトップでサラウンド」で紹介した通り、私は書斎でマトリックスサラウンドを構築し、音楽を聴いていました。
このマトリックスサラウンドは、簡単に導入できて自然なサラウンドを感じられて良いのですが、リアスピーカーの音量が調整できないという欠点があります。
リアスピーカーの距離を調整できれば良いのですが、部屋のレイアウト上、リアスピーカーと椅子の位置関係は変えられず、リアスピーカーの音量が小さいという状態が続いていました。
そこで、アンプを2台使用することで、リアスピーカーの音量も調整できないかと考えました。
フロントスピーカー用のアンプと、リアスピーカー用のアンプを分けることで、個別に音量調整が可能になるはずという思惑です。
同じことを考えた先達は全く見当たりませんでしたが、可能性はありそうだったので試してみることにしました。
システムの試行錯誤
アンプ2台を使用する場合、その2台のアンプに全く同じ信号を流さなければなりません。
私の場合、音源はパソコンなので、パソコンから2台のアンプに同じ信号を流す必要があります。
ここが難題で、試行錯誤が必要でした。
PCから2台のUSBオーディオを同時に動かす方法
私は、現在のデスクトップオーディオで、USB DAC兼用のアンプを使っていて、USB経由でアンプに信号を流しています。
なので、それをもう一台用意すれば、2台同時にアンプを動かせるのではという発想です。
しかし、これは調べた限りでは難しいようです。
Windowsでは、出力可能なサウンドデバイスは一つだけで、2つ同時に出力させることは無理そうでした。
USBオーディオからアナログで信号を出し、アナログの分岐ケーブルを使う方法
この方法は、原理的には簡単です。
USB DACからアナログケーブルで信号を出力し、アナログの分岐ケーブルを使えば、2台のアンプに同じ信号を流すことは簡単です。
しかし、アナログでは音質に不安が残ることから、なるべくデジタルで信号を流せる方法を調べることにしました。
USBオーディオから光デジタルで信号を出し、光デジタルスプリッターを使う方法
USB DACから光デジタルで信号を出力し、光デジタルスプリッターを使い信号を分岐させて2台のアンプに入力すれば、デジタル信号で2台のアンプを同時に動かせるのではという発想です。
これは実際に試しました。
結論としては、動きはしますが音質が明らかに劣化します。
試した光デジタルスプリッターは2種類です。
・電源を必要としないタイプ![]()
これは、そもそもアンプから音が流れすらしませんでした。
・電源を必要とするタイプ![]()
こちらは、2台のアンプから確かに音が流れます。
しかし、音質は明らかに劣化しました。
表現が難しいですが、解像度が落ちたというのでしょうか。
私の耳でもわかるくらい、明らかに変わりました。
光デジタル2本同時出力可能なUSBオーディオを使う方法
上記までの試行錯誤を経て、最終的にこの方法にたどり着きました。
光デジタル2本同時出力可能なUSBオーディオは、非常にレアですが、比較的安価で購入できる製品がFX AUDIOから販売されていました。
FX-D03J+という製品です。
こちらを使うことで、高音質の光デジタルを2系統同時出力が可能でした。
アンプに関しては、すでに使っているKENWOOD デジタルアンプ KAF-A55が光デジタル入力に対応していることから、もう一台光デジタル入力対応のアンプを買うことにしました。
FX-D03J+は、光デジタル出力端子として同軸と角型が一つずつついています。
KAF-A55は光デジタル角型の入力のみだったので、同軸入力が付いているアンプを探しました。
同じFX-AUDIO製品のD302J++が、コストパフォーマンスが高そうだったので、こちらを購入しました。
使用機材と配線
最終的に導入した使用機材と配線です。
・FX-D03J+
・D302J++
・KENWOOD デジタルアンプ KAF-A55
これを以下のように配線しました。

PCとFX-D03J+は、USB2.0ケーブルで接続します。
FX-D03J+からは、光デジタルの同軸と角型の出力端子が一つずつありますが、D302J++との接続は同軸ケーブル、KAF-A55は角型ケーブルで接続しました。
フロントスピーカーは通常のステレオ配線ですが、リアスピーカーはマトリックスサラウンドの配線にしています。

導入してみて
リアスピーカーの音量を上げることで、よりサラウンド感のあるリスニング環境を手に入れることができました。
危惧していた音質も、全く問題ないです。
今回新たに導入したD302J++とFX-D03DJ+は、私には十分高音質な音楽を奏でてくれました。
マトリックスサラウンドを構築している人はレアだと思いますが、その中でもアンプ2台使おうとする人なんで、おそらく皆無ではと言う気はします。
が、私にとっては大満足のシステムになりました。


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