私が2023年の3~4月に適応障害で休職し、その後復職してから約3年が経ちました。
休職した時、そして復職してからしばらくはつらい時間でしたが、ある程度時間を置くことで「あの経験があって良かったな」と思うことも増えました。
休職はマイナスの出来事と受け取られることが多いと思いますが、人生という長い目で見るとそうでもないことに気づかされます。
今日は、休職したことで得られたものを書いてみたいと思います。
競争から距離を置いた生き方を選べるようになった
休職を経て最も変わったのが、仕事・職場との距離感です。
私は休職まで、自分では半ば無意識とはいえ、仕事を優先した生き方を選択していました。
出世は目指すものと思っていましたし、仕事を完璧にこなせなかった時に罪悪感を抱いたりしていました。
しかし、休職を経てこの考え方は大きく変わりました。
たとえどれだけ会社で成果を上げ評価されても、健康を害してしまっては何の意味もないことに気づけたのは、大きかったです。
会社、そして資本主義社会は、基本的に競争社会です。
成果を上げた人・仕事ができる人が出世し、多くの給料をもらえます。
競争社会自体をなくすことはできませんが、そういった競争社会での評価 = 自分の人生とする必要は全くないのだと気づけました。
競争社会と完全に縁を切ることはできなくとも、自分が負担のない範囲でのみ関わり、負担と感じたら距離を置くことはできます。
「競争から距離を置く」という選択ができるようになったことで、私は非常に楽に生きれるようになりました。
自分の価値観がはっきりした
「競争から距離を置く」と決めた時に問題になるのは、では自分は人生の中で何を大事にしていくのかという価値観です。
まだ私は、自分の人生の価値観をすべて言語化できるほどは明らかにできていませんが、「作ること・考えることが好き」ということに、はっきりと気づくことができました。
仕事をする必要が全くなくなったとしても、何かを考えて作るという作業自体は好きなのでやめることはないだろうということ、会社・競争社会は好きになれなくても開発職という仕事自体は嫌いではないということに気づくことで、多少なりとも自分の価値観を言語化できるようになったと思います。
家族との絆を感じられた
休職によって、その年の私の評価は下がり、給料も減りました。
それ自体はショックではあったのですが、家族にその事実を伝えた時に「減っても十分に稼いでいる」「稼ぎの額が多少減っても私が健康でいる方が良い」と家族が言ってくれたのは、大きな支えになりました。
このような言葉は普通に働いているとなかなか得られないので、休職によって得られた大きな言葉だったと思います。
終わりに
今私が、休職をある程度ポジティブに捉えられているのは、会社での休職した際の責任者のケアも大きいです。
また、2か月というそれほど長期間でない期間で復職できたことも、幸運だったと思います。
そういう意味で、私は休職したとは言え恵まれていたのかもしれません。
でも、休職というショッキングな出来事も、時間を経ることで自分のかけがえのない経験とすることは、決して不可能ではないと思います。
私のこの記事が、少しでも誰かの支えになれば幸いです。

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