私は会社員ですが、スローライフを目指している私の働き方は「静かな退職」です。
自分の守備範囲の仕事はきっちりやり、でもそれ以上の仕事にはできるだけ関わらず、平穏に働いています。
今日はそんな私の働き方を紹介したいと思います。
「静かな退職」とは
必要最低限の仕事をこなし、それ以上の仕事はせず、キャリアアップや昇進を目指さない働き方のことを「静かな退職(Quiet quitting)」と呼ぶそうです。
2022年にアメリカで提唱され、注目されるようになったのだとか。
「退職」と書かれていますが、実際に退職しているわけではありません。
しかし、心の中は、既に会社を退職したような気持ちであるということから、「退職」と名付けられたようです。
静かな退職での働き方には、色々な解釈があるようですが、特徴は以下のようなものです。
- 残業しない
- 業務外の飲み会などは出ない
- 嫌な仕事は、理由をつけてやんわりと断る
- 周囲には仕事への熱意を保っているように見せる
- 周囲の反感は買わないように、ストレートな物言いはしない
- 昇進や出世はあきらめる
私の働き方
私は、39歳の時に適応障害で2か月間休職しました。
これがきっかけで私は働き方を見直し、「静かな退職」をすることに決めました。
適応障害で休職するまでは、私は以下のように働いていました。
- 7時半出社 19時退社
- 飲み会は時々出る
- 仕事を期限内に終わらせようと頑張る
- 何か相談ごとを持ちかけられたら、引き受ける
- 周囲のサポートを積極的にやる
それが今は、以下のように変わりました。
- 7時出社 17時半(定時)退社
- 飲み会はめったに出ない
- 仕事が多くなったら、期限を遅らせられないか相談する。
- 何か相談ごとを持ちかけられても、すぐには引き受けない。譲歩を引き出すか、断る。
- 周囲のサポートはしない。「彼をサポートしてほしい」と言われたら「そんな余裕はない」と断る。
仕事の時間自体は、早く帰るようになったとはいえ、朝も早く来ているので、大きくは変わっていません。
それでも20時程度まで働くのが当たり前の会社ですので、17時半というのは相当早い方です。
私がこのように働き方を変えたのは、自分の精神的余裕を優先しないと働き続けることはできないと、休職を経て痛感したからです。
私が仕事をあまり引き受けなくなったことによる、周囲への影響はゼロではないでしょう。
でも、それに対して私が責任を感じる必要はないのだと、割り切ることにしました。
静かな退職をしてみて
静かな退職をするようになってから、平日の疲れが減りました。
毎日家族と夕食を食べられますし、子供と一緒にお風呂に入る機会も増えました。
一方で、会社では周囲の同僚と温度差を感じる場面は増えました。
ただ、皆思うところはあるのかもしれませんが、何か言ってきたりすることはありません。
「あの人は早く帰る人」という認識が広まって、周りが私に合わせるようになったのでしょう。
静かな退職をしてみてわかったのは、周囲は自分の働き方を気にしていないということです。
自分がどれだけ頑張って仕事をしたとしても、それが理解されることはほぼありませんし、逆に自分が多少のんびり仕事をしたとしても、気づかれる可能性はほとんどありません。
これは私の仕事の要領が良いからなのかもしれませんが、仕事に慣れている人であれば、多少手を抜いてもあからさまに仕事の質が下がることはないのだと思います。
だとすれば、仕事は自分が快適と感じられる範囲にとどめ、それ以上はしないのが一番良いと思います。
たくさん働くのが楽しいという方は、たくさん働いた方が良いでしょう。
でも、仕事がしんどい・つらいと感じるならば、できるだけ楽になるように仕事のペースを落とす・仕事の量を減らすよう、調整した方が良いと思います。
そういう方にとって、「静かな退職」という考え方・働き方は、おすすめです。


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