USB挿抜を遠隔操作できるUSBハブ

リモートワーク

以前「PCから遠隔操作できる電源タップ」を紹介しましたが、今回はPCからUSB挿抜を遠隔操作できるUSBハブを紹介します。
この製品を使うことで、PCにつながっているUSB機器を、ケーブル抜き差しすることなくで切断・再接続できるようになります。

導入した経緯

私は精密機器メーカーでソフト開発の仕事をしています。
基本的には社内で、開発中の製品とPCをつないで開発しますが、週2日のテレワークも認められており、その際は自宅から会社のPCにリモートデスクトップして、仕事をします。
その際は、PCから各種機器を遠隔で操作できると大変便利です。
以前その一つとして、「PCから遠隔操作できる電源タップ」を紹介しました。
これにより機器の電源ON・OFFはできるようになりましたが、私たちの商品はPCと
USB接続することから、USBの抜き差しもやりたくなることがあります。
なので、リモートデスクトップしたPCに接続されたUSB機器を抜き差しできる製品がないか、探していました。

PCからUSB挿抜を遠隔制御できるハブ「ReTRY HUB」

見つけたのが、今回紹介する「ReTRY HUB」です。

https://amzn.to/3TOSyt6

公式ホームページがこちらです。

使い方

配線の仕方自体は、通常のUSBハブと同じです。
PCのUSBポートにこのReTRY HUBをつなぎ、このReTRY HUBにUSB抜き差ししたい各種機器をつなぎます。

USBの抜き差しは、公式ホームページの「アプリケーションダウンロード」からダウンロードできるアプリケーションから行います。
ダウンロードされたZIPを展開し、中に入っている「4hub_tool.exe」を実行すると、タスクトレイに「~」というアイコンが追加されます。

このアイコンを右クリックし、「SETUP」を押すと、ウィンドウが表示されます。

このウィンドウに、ReTRY HUBにつながっている4ポートの状態が表示されています。
UBS機器を抜くときはポートを右クリックして「Port Off」すれば、USB機器が切断されます。
逆に挿すときは「Port On」になります。

また、このUSB抜き差しをプログラミングして、自動化することもできるようです。
公式ホームページの「サンプルプロジェクトのダウンロード」から、Visual Studio 2010のC++のプロジェクトがダウンロードできます。
2010とはだいぶ古いですが、Visual Studio 2022で開いた場合も、プロジェクトのプラットフォームツールセットをVisual Studio 2022用のもの(v143)にすることで、ビルド & 実行できました。
C++のGUIプロジェクトなので、大変そうではありますが、これを読解・移植することで、自前のソフトから抜き差しを制御することもできると思います。

使ってみて

既に1年ほど使用していますが、問題なく使えています。
USB抜き差しは、製品使用中に強制的にUSBケーブルを抜かれた場合の実装・テストぐらいでしかやらない、レアな操作ではあります。
とはいえ、この作業を在宅勤務でできるようになり、在宅勤務時のハードルがまた一つ減りました。
USB抜き差しを自動制御できれば、抜き差しの繰り返し試験などもできるので、応用の幅もあるような気がします。
USB抜き差しの遠隔制御がやりたい方の役に立てば、幸いです。

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